正月に食べておきたい開運料理とその由来を知っておこう

お正月といえば、と聞かれて何を思い浮かべますか?

最近は地方ごとの特別な風習のようなものは行わない傾向があるらしく、この種の質問にはテレビ番組が答えとして返ってくる場合がほとんどみたいです。紅白やガキ使、格闘技ですね。

もちろん年賀状やお年玉なんかもあります。そして、だいぶ私見が入っていますが何といっても料理じゃないでしょうか。家庭によって様々でしょうし、いわゆる典型的な『おせち料理』を食べない人もいると思いますが、それでもお正月くらいは、といってちょっと贅沢な食事をすることもありますよね。

近年はお店でもネットでも伝統的な和食のおせち料理よりも洋風のほうが人気があるみたいで、ローストビーフ、チキン、エビやスモークサーモンなどが主力のようです。

でも、御存知の通り古来からのおせち料理に入っている数々のメニューは、それぞれ非常に縁起が良いもので構成されているので、正月には外せない存在です。そこで、どの料理にどんな意味があるのかもう一度おさらいしておきますので、全てとは言いませんが幾つかのお料理を食べてみてはいかがでしょうか。

日本人なら知っておきたい運気が上がるおせち料理

栗きんとん 金運 勝負運

色味がゴールド系であり、栗が安定して多くの実を着けることから金運アップ効果があると言われています。また、『勝栗=かちぐり』と呼ばれて戦国時代には戦の前に食されたことでも有名です。

黒豆 健康運

『豆(まめ)=こまめに元気で働けるように』という意味があります。さらに黒色には悪い気=邪気を追い払う効果があり健康・長寿の食べ物として重宝されてきました。

数の子 家庭運 子宝運

非常に多くの卵が集まっていることから、子孫繁栄の意味があります。黄金色のダイヤといわれて親の鰊(にしん)と合わせて食べるとより効果を発揮してくれます。

田作り(ごまめ) 金運

馴染みが無いかも知れませんが、いわしの幼魚を佃煮にしたものです。昔からいわしが肥料として田んぼに蒔かれて豊作になったことから、農家にとって金を生み出す貴重な存在となりました。

紅白かまぼこ 開運

赤は厄除け、白は清潔を意味し、2つが合わさった色はお祝いの席に欠かせないものです。紅白の食べ物を正月に食べることでその年に幸運を得られるということから人気を集めました。

伊達巻 学業運 仕事運

卵が巻かれている形状が書物や巻物に似ていることから、主に合格祈願や大事な仕事の前に食べることで成功に近づくと言われています。甘めの味付けが子供にも人気で学校の成績アップも期待できます。

エビの塩焼き 健康運

その形状から『海老のように腰が曲がるくらいまで、健康に長生する』との願いがこめられています。海老やカニなどの甲殻類は脱皮を繰り返して成長する様から出世にも効果があるとされています。

根菜系の煮物 健康運

地に足をつけて根を張り、そこから大地の栄養を取り込むことから安定して健康状態が長く続くとされています。特に大根、にんじん、ごぼうの3種類がオススメです。

【祝箸(いわいばし)】

料理ではありませんが、正月にこれを使って食事をすると運気アップの効果が高いと言われる祝箸。両端が使える形になっていて、それぞれを人と神様が使うことができる様になっています。元日に使ったものを洗い清めて松の内(元旦~7日)は使い続けるのが流儀。片方は神様が使うので両方使うのは厳禁ですよ。

あらためて言うことでもないですが、食はわたしたちの命を育む基本中の基本です。普段はカロリーくらいにしか気を使っていないかも知れませんが、新年を迎えるにあたり是非、食事についてしっかりと考え確実に運気を上げていきましょう。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
つたない内容ですが、更新していきますので今後ともよろしくお願いします。