【投稿者コラム】
わたしは占いは信じるほうでした。
こと人生のライフイベントにおいては一大事ですので、積極的に占いを活用していきたいと思っていました。
なので、当時お付き合いしていた主人との結婚時期については慎重に考えなくてはならないと思っていました。
ある占いによると3年後がベストタイミングの結婚時期でありました。
しかし、常日頃から主人には今年中には籍を入れたいと言われておりました。
わたしも早く籍は入れたいけれど、今年の2人の運勢は良くなくて決して結婚時期に適しているとはいえませんでした。とはいってもわたしも3年も待つのはたしかに長いと思いましたし、その間に心変わりでもされたら元も子もない話です。
わたしは、いつしかこのことで頭がいっぱいになり、主人と一緒にいるときもずっと上の空で考え込むことが多くなってしまいました。
さすがにこの状況はまずいと思い、いつまでも一人で抱え込んでいても仕方がないと決心し、ある時全てを主人に打ち明けました。
さすがに驚いている様子でした。呆れていたに近いのかもしれません。占いを鵜呑みにしたわたしが3年後に結婚を延期したいと言っているのだから無理もありません。主人の中の常識ではありえなかったのです。
主人は昔から占いは全く信じないタイプの人間でした。わたしの一言でみるみる主人の顔色が変わっていくのがわかりました。
さすがに雰囲気も悪くなり、ここはわたしが折れた方が良いと思い、その年のわたしの誕生日に籍を入れました。婚姻届を提出した日のことを今でもしっかり覚えています。
これからはじまる新生活によって環境の変化に順応出来ておらず、体中に蕁麻疹がでました。
その頃、主人にも問題がでてきました。
実はこれまでも主人は前の仕事に限界を感じており、早く辞めたいと言っていました。
営業の仕事は常にノルマがつきまとってきます。そんなしがらみから解放されたいと話していました。わたしも主人と同じ職場で働いていたため、主人の気持ちは痛いほどよく分かりました。
近くにいたからこそ誰よりもその辛さは知っています。
しばらくして精神的ストレスから主人の体調がどんどん悪くなっていきました。
これらも占いによる作用なのかといつしかそんな風に考えてしまう自分がいました。そして、わたしたち2人は仕事を辞めて都会に引っ越しすることになりました。
当初、仕事を辞めることについては賛成でしたが、親元を離れて都会に引っ越すことについてはとても不安で乗り気ではありませんでした。
主人は昔から都会への憧れが強く、環境が変わることは主人にとってみればむしろ嬉しい変化だったのです。
わたしはその反対で環境の変化がこわくて仕方がありませんでした。
しかし、このこわさの原因はわたし自身の中にありました。
漠然な不安やこわさは得体が知れないからです。この先どうなるのか、将来が見えない、これらの不安を解消する術が見出せず、これまで占いに頼ってしまっていたのです。
しかし、今のわたしが抱えている問題を書面に書き起こしてみるとそこから見えてくるものがありました。
今のわたしに足りていなかったものは圧倒的な情報量でした。
新しい住まいの事、再就職の事、家族の事、色んな情報を収集しているうちに不安は次第に消えていきました。自分の持っている情報量が不足していた故に漠然とした不安に襲われていたのです。
自分の足で調べて情報収集することに勝るものはないと思います。
こうして今は夫婦仲良く新生活を送っております。
占い自体、否定も肯定もしません。ただ、問題の全ては自分自身にあってその鍵を握るのも自分自身です。あくまでも占いはお守り程度に心にそっと留めておく、それが幸せの鍵だと気づかせてくれました。
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